ニセハードの名前は、NANICA SMITCH(ナニカ スミッチ)。GoNintendoなどが報じている。
NANICA SMITCHの設計はこうだ。水色と赤のコントローラーで、5.5インチのモニターを挟んでいる。アナログスティックは、十字キーらしきボタンで代用。コントローラーは着脱式で、2人プレイにも対応する。
ゲーム画面は、ケーブルを通じてテレビに出力可能だ。背面部分にはスタンドも備わっており、細かいデザインに違いはあれど、かなりNintendo Switchライクなハードになっている。
本体には、ゲームが800種類以上収録されているとのこと。
スペイン語のチラシも公開されている。「NANICA SMITCH」が正式名称のようだが、チラシには「Console Smitch」「Nanica Station」とそれっぽい言葉がやたらと並べられており、製品名がいまいち安定しない。
右上に「J&Rイノベーション2019-2020」というロゴマークがあり、お墨付きのようなウリ文句にしているが、該当する賞は実際には存在しないようだ。
NANICA SMITCHは、グアテマラやコロンビアの小売店を中心に、いくつかの小売店で販売されているという。
パッケージの箱を撮影する画像は複数SNSに投稿されており、同ハードが存在するのは確かなようだ。
Austin John Plays氏の調査によると、どうやら160ドル(1万7500円)程度で売られているとのこと。コロンビアの小売店1UP Tienda Tecnoは、NANICA SMITCHの販促動画をYouTubeにて公開中。
メニューには「アドベンチャー」「クラシック」「アクション」「ファイティング」「パズル」「シューター」といったジャンル選択のアイコンが存在するようで、実際に同ハードで『パックマニア』をプレイする様子が公開されている。
パッケージの箱には『スーパーマリオブラザーズ3』のしっぽマリオが描かれているなどを考えると、800種類以上収録するゲームというのはおそらく、内部エミュレーターで動かす、非ライセンスのクラシックゲームか何かだろう。
モニターについては5.5インチを謳っているが、実際にはかなり横幅が狭いようだ。
任天堂のニセハードといえば、Wiiを模した“威力棒Vii”といった奇妙なハードが中国で生まれ、国内でも話題となった。
Nintendo Switchについては、模造品を見かけることはあまりなかったが、NANICA SMITCHはそれにあたるだろう。
製造するメーカーなども不明であるが、販促文の特徴項目には「Nintendo Switchと同じ見た目」というどストレートな記述も確認でき、“似ている別製品”として売ろうとする体裁が垣間見える。
一方で、ロゴやパッケージデザインを見てもわかるとおり、Nintendo Switchを購入しようとするユーザーを狙った悪質な商品であるのも確か。
現在はクリスマスシーズンということもあり、何もわからない祖父母が孫に誤って同ハードを買う可能性が危惧されている。NANICA SMITCHはそうした事故を狙う商品だろう。
日本では販売されていないようだが、そうした商品が存在することを頭の片隅に置いておくといいかもしれない。
https://automaton-media.com/articles/newsjp/20191222-109404/
引用元: http://krsw.5ch.net/test/read.cgi/ghard/1577089416/
マリオ載ってて草
売り上げランキング: 1
売り上げランキング: 2
売り上げランキング: 5