ソースはCC2の松山洋社長
https://note.com/piroshi3/n/n251a5ce801bc
先日、ある部下が私にこんなことを言ってきました。
「任天堂さんって、凄いです、もう感謝の気持ちしかありません」
実に端的な言葉ですが赤面しながら言ってきたので内容が気になって「うん、どうしたの?詳しく聞かせて」と伝えて話を聞きました。
その部下は女性社員で現在は各プラットフォームメーカーの窓口業務をやっていて、日々のゲームソフトの売上の確認や報告をしています。
感覚的というか一般的な会社のポジションに当てはめて説明すると『営業』と言ってしまった方がわかりやすいかもしれません。
弊社の営業担当として任天堂やマイクロソフトなどの各プラットフォームメーカーの業務部と呼ばれる担当者とやり取りをしています。
(略)
ここに書いてあります、と言わない会社
女性担当者のことを心配しながら話を聞くと、1社だけ他とはまるで対応が異なるという会社があることを知りました。
任天堂でした。
彼女いわく、任天堂の担当窓口はどんな問い合わせにもひとつひとつ丁寧に返答をしてくれて細かく説明を返してくれている、とのことでした。
ある時、その問い合わせに対する返答を細かくもらった後に、弊社の別の担当者から「あの、その問い合わせ内容ってここを見れば全部わかるようになっていますよ」と指摘されて、女性担当者は顔が赤くなったと言います。
もちろんその時のそれは彼女自身の不注意です。「見ればわかる」という内容をメールでわざわざ問い合わせを出してしまったことを恥ずかしく思うのと同時に、そんな質問にすら丁寧に答えてくれた任天堂の担当者に対して申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになったのでしょう。
彼女は顔を上げて私にこう告げました。
「社長がもし任天堂さんの窓口の方に会う……なんて機会は無いかもしれません、けどもし任天堂さんのもっと上の人や業務部の上司の方にお会いする機会があったら謝罪と感謝の気持ちをぜひお伝えください」
「任天堂って凄いです!『ここに書いてますよ?』って言わないんです」
*****
もちろんこの話を聞いてすぐにウチの副社長(営業担当)に伝えて、任天堂の業務部にはお礼を伝えました。
人は誰だって「わからないことがわからない」という瞬間はあると思います。また同時にちょっとしたパニック状態になると簡単に見つけられる情報すらも見落としてしまうなんてこともあるでしょう。
もちろんそんな時は優しく手を差し伸べたいと思いますが、他社の担当者にまでその手を差し伸べることができる任天堂という会社の懐の深さと、社会的に見えない部分ですらの温情ある行動と姿勢に改めて感謝の念を送りたいと思い、本記事を作成しました。
ありがとう、任天堂。
これからもよろしくお願い致します。
引用元: https://krsw.5ch.net/test/read.cgi/ghard/1633853859/
メーカーの開発の悩みを一緒に悩むだけでは信頼は得られない
任天堂もドラガリだと同じ対応してくれる